こんにちは。作業療法士の平野です。
先日、ランチルームでこども園の子どもたちと一緒に食事後の掃除をしていた時のこと。
「インフルエンザの菌には外に出て行ってもらおうね。」と、窓を開けると、
近くにいた女の子が
「そしたら、お空にいるおじいちゃんが風邪ひいちゃうじゃん。」
と一言。
亡くなったおじいちゃんがいるのでしょうか。
そのおじいちゃんがお空にいること、その姿が見えなくても元気でいてほしいと想う気持ち。
それを想像して、なんともいえないあたたかい気持ちになりました。
「ほんとだね。おじいちゃんが風邪ひいたら大変だね。お空は広いから、インフルエンザの
菌はおじいちゃんのところには飛んでいかないから先生は大丈夫だと思うよ。」
とはなし、本人も「そっか。」と笑ってくれたので、
“伝わったかな、この説明で心配は減ったかな”と考えることでした。
子どもたちは子どもたちなりに、この世界のことを理解していて、だからこそ、できるかぎり
丁寧に子どもたちの考えを聞きながら、私の考えを伝えていきたいと感じた一コマでした。