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園のこだわり

ありがとう

2012/06/21

ランチルームでお食事の配膳をしていたある日の事。

 

4・5歳児のお当番は、おもに主菜・副菜の配膳を行いますが、
まだ小さいわくわく組のお当番は、お水が注がれたコップを
お友だちに渡していく係をしています。

 

その日のお水当番は、Hくん。
まだ、からだも小さくてコップにやっと手がまわるくらいの小さな手で、
並んでいるお友だちへ渡していました。

 

しばらくして、集中力がなくなってきたのか、ちょっぴり疲れたのか
お水を渡すことを忘れ、
近くのお友だちとお話したり、台ふきんで濡れてもいないカウンターを拭いてみたり。

 

その間に何人かのこどもは、水の入ったコップを自分で取って
席に着きはじめました。

 

私は『H君、気付いてるかな―・・。お友だち、行っちゃったよぉ・・。』
と思いながらも、声をかけずにいました。

 

4・5人くらいのお友だちがHくんを素通りして行った時、
Hくんから
『はいー。おみずー。どれくらいですかー。』の声が!!

 

私 『おっ? お当番だったの、思い出した??』と思い、
ほっとひと安心、と思った矢先、きらきら組の2人の女の子
NちゃんとKちゃんが、Hくんに気付かずコップを自分のトレーへ・・。

 

私 『あ・・・。』

 

しかしHくん、頑張りました<(`^´)>
2人に向かって
『おみずー。どれくらいですかー。』
Hくんは気付いていませんが、NちゃんとKちゃんのトレーには
すでにコップが置かれています。

どうするだろうと見ていると、2人は話し合った訳でもないのに、
自分のトレーにあるコップをそっと元の場所に返したのです!
Hくんは気付いていません。
そしてHくんの目をやさしく見て

 

Nちゃん『んー、ちゅうくらいかなっ』
Kちゃん『わたしは、すこしでいい』とHくんへ伝えました。

 

私はその時、近くにいる先生へ今の出来事を伝えたいくらい
嬉しい気持ちになりました。Hくんは
『はいー、ちゅうくらい。』
『はいー、ちょっとー。』
と満足そうに2人へ渡していました。

 

そして2人は、にっこり笑って
『ありがとう!』と、席に着きました。
そんな時、『もう取ったからいいよ。』と、伝えるこどももいる中、
お当番さんがしてくれるから・・
小さいお友だちが頑張ってるから・・
Hくんからちゃんともらおう、と感じたのだと思いました。

 

先にコップを取ってしまったことを気付かれないように、そっと返して
もう一度お願いしている姿を見て
こどももお友だちに対する思いやりの気持ちや、自分より小さいお友だちを
気遣う優しい心を持っているんだと、改めて感じました。

 

Nちゃん、Kちゃんにとっては、なんとなく、そうしたのかもしれません。
ですがHくんは2人に『ありがとう!』と言われ、とっても嬉しかったと思います。

なぜなら、それからあとは最後までお水当番を頑張れたのです(*^_^*)

 

大人の声かけよりも、こども同士の思いやりの心、感謝の気持ちが
小さなお友だちに、やる気と自信を持たせるんだと、実感した出来事でした。

 

 

『ありがとう』
気付いてくれてありがとう。
○○してくれてありがとう。

 

日々、口にすることの多いフレーズ。
改めて言葉にする大切さをこども達に教えてもらいました。

 

3人のお友だち、
温かい気持ちにさせてくれて、ありがとう♪♪

 

お食事チーム  田中

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