こんにちは。
3,4,5歳児チームより町口です。
11月に入り、こども園のイチョウの木が少しずつ色ずくのを見て、秋を感じるようになりました。
園庭では、土を掘って幼虫を探したり、子どもたちの駆け回る元気な姿が見られます。
そんななか、先日の園庭あそびで、ビオトープの水があふれて流れて来る出来事がありました。
間違ってお友だちが触ってしまったようで、蛇口は勝手に触ってはいけないこと、どうして触ってはいけないのかを子どもたちと話し合い、確認をしました。
その後、流れてしまった水をどうしようかと悩んでいると、ある男の子が「川みたい!」と一言。
よく見てみると、ビオトープから排水溝に向かって、水が曲がりくねりながら小さな川のように流れていました。
大人にとってはどうしようかな、と頭を抱えてしまうことでも、子どもにとっての見方は違い、たくさんの見方や発見があることを改めて実感しました。
その後、できた小さな川に子どもたちがどう関わるのか観察してみると、面白いことがありました。
川の流れをせき止めようとするチームと、水の流れに合わせて葉っぱや草木を流すチーム、それからスコップで土を掘って新しく流れを作りだすチーム、そして溜まった水を排水溝に流すチームができ、それぞれがそれぞれの遊びを楽しんでいましたが、みんなが水の流れをよく観察していたのがとても印象的でした。
「あれをしてはいけない」「これはダメ」ではなく、子どもたちとどうしてなのか、じゃあどうすればいいのかを話し合い、子どもが自発的に考え行動ができるように見守りや援助すること、そして豊かな子どもの感性を育てるにはまず、ふとした子どもの発想や考えを拾い、広げていけるような環境や柔軟な対応が必要なんだと、改めて感じた出来事でした。
今後も子どもたちがどのような事に気付き、見て触れてどう感じるのか、何を考えるのか、日々の子どもたちの様子や成長を保護者の方々へ発信できたらと思います。