はぐはぐ・るんるん組の鶴迫です。
もうすぐ1歳~2歳になりたての子どもたちが過ごす はぐはぐ・るんるん組。
まだまだ小さな子どもたちですが、一緒に毎日を過ごしていると、その小さな胸の中には沢山の思いが詰まっているのだなと実感することが多くあります。
ある日の夕方、寂しくなって泣いているTくんを私が抱き上げた時、足元で一生懸命何かを訴える声がしました。
そこにいたのは、最近少しずつ簡単な言葉が話せるようになってきたAちゃんでした。
「せんせ、しゅっしゅ」そう聞こえましたが、指さす方向にティッシュの箱があったので、「ティッシュを取ってほしいの?」と返事をすると、「うん、うん、とって」と頷きました。
すると、手渡されたティッシュを片手に、抱かれているTくんの足を引っ張ります。その手に促されるように一緒にかがんでみると、Aちゃんがそっと頬にティッシュを当てて涙を拭いてくれたのです。
「ありがとう。Aちゃん、やさしいな~。Tくん、うれしいね。」そう声を掛けると更に、Aちゃんは「かなしそう。」と眉を寄せていました。
少しずつ言葉が増えてきた今。
理解できた状況に、自分の分かる言葉を懸命に使って お友だちのために行動する力。
そんな力が、こんなに小さな子にも育ってきているのだなと胸が熱くなりました。
子どもたちの「かけがえのない瞬間」を見逃さないよう、これからも毎日を大切に、一緒に過ごしていきたいと思います。