わくわく・のびのび・きらきら組の小林です。
先日あった出来事をお話します。
きらきら組のこどもたちが積み木ゾーンで大きなお家を作っていました。
するとそこへわくわく組の女の子たちがやってきて、端の方で積み木を交代ずつ積み上げて「キャ~っ!」「落ちそう!」とドキドキ感を味わいながら高く積み上げることを目標に遊び始めました。
背伸びをしても届かなくなり、どうしたらもっと高く積めるか考えたわくわく組の女の子たちは隣のゾーンから椅子を持ってきました。
もし積み木がみ崩れ落ちてきたら危ないなと思いながらも様子を見ていると、そーっとそーっと積み木を置き、1つ乗せては「わあ~!」「やった~!」と拍手をして喜び合う子どもたち。
「次は○○ちゃん!」と友だちと力を合わせることを楽しんでいました。
その様子や楽しそうな声を聞いてきらきら組の子どもたちも自分たちの遊びを止め、じーっとわくわく組の子どもたちを見つめていました。
とうとう椅子に乗っても届かない高さになり満足そうなわくわくさん。
すると、きらきら組の子どもたちが「ぼくたちだったらもっと届くよ」と声を掛けました。
「○○くんの方が大きいからおねがいねがっ!」と少しでも高く積めるように自分より身長が高い友だちにお願いする姿もあり、みんなが真剣になって取り組んでいるんだなという想いが伝わってきました。
みんなでワクワク・ドキドキしながら見つめ、高くなるごとに喜び合っていると、「ガッシャーン」ととうとう積み木は崩れてしまいました。
「あぁーーーっ!」!と言いながらも表情はにこやかなこどもたち。
年齢の垣根を越え、発達段階の異なる子どもたちが関わり合う姿を見て、改めて縦割り保育の良さを感じた出来事でした。