療育チームの竹です。
夏だからこそ体験できる遊びを、子どもたちが楽しめる機会を作りたいと、絵の具、ボディペインティングなどの夏の遊びを計画しました。
絵の具が手につくことに抵抗があるお子さんが絵の具の感触を少しでも味わえたらと思い、クリアファイルを使って手には絵の具がつかずに絵の具の感触を感じられる
デカルコマニーをすると・・・
スプーンですくって画用紙にのせた絵の具をぐにゅ~とクリアファイルの上から指で押さえたり、絵の具の色が混ざり違う色になる様子を楽しみました。
この体験の後に泥んこ絵の具というボディペインティング用の少しぬるぬるとして、水で洗い流せる絵の具を使うと・・・
始めは、スプーンを使い慎重に絵の具を粘土板の上にのせスプーンで混ぜていましたが、保育者が指でぐるぐる混ぜたり手に絵の具をつける様子に、自分の爪には絵の具をつけまるでマニキュアのようにオシャレを楽しんでいました。
どちらの活動もお手拭きや水を準備し、汚れてもすぐに手を拭いたり、洗えるよう環境を整え、その安心感はもちろんあったでしょうが、体験を重ねたことでの
「これなら大丈夫」
「できた!」
をその子自身が体験できた活動となったように感じました。
苦手なことに取り組む時の安心材料や、きっかけはその子によって違いますが、お友だちと一緒、先生と一緒、大好きなお母さんと一緒だからこそ、やってみようと
思えたり、時には、小さな体験から少しずつ、階段を一段、一段のぼるようにステップアップすると
「できた」
「大丈夫だった」
「またやりたい」に
つながることを子どもたちの姿から感じます。
苦手なことを無理やりする必要はないと思いますが、少しでもその子が、安心して興味を持ってやってみよう!
と思うきっかけ作りと環境を整えることに、これからも丁寧に取り組んでいきたいと思います。