あるお便り帳より~
三人兄弟でお兄ちゃんは、わくわく組でしっかり者。
弟くんは、ぐんぐん組で活発な男の子。
前日、おもちゃの取り合いか?ジュースを飲んだ、飲まなかったで
二人の口げんかが始まり、口げんかでは収まらず、つかみ合いの喧嘩に・・・
ご両親は喧嘩の仲裁に入らず、お父さんはビデオを回し始めたそうです。
喧嘩に疲れ果て座り込んでいた子ども達を呼んで、
撮っていた喧嘩をみせたら・・・
「わぁー!!」とおしゃべりが弾んだそうです。
感情に左右されず冷静に出来事を見つめ
子ども達に客観的に振り返させられる事ができるなんて・・・
素晴らしい対処のひとつだと感心しました。
実は、私も見守る保育
この勉強をするようになってからのこと~
ある日、長男(高3)、次男(高1)で
つまらない小さな事に関する口論から
つかみ合いの喧嘩になり
床下が抜け落ちるのではと思うぐらいの激しい喧嘩でした。
きっと以前の自分だと、すぐに仲裁に入っていたと思います。
それが今は、見守っていた自分がいました。
しばらくしてからのこと、
長男・・・「お母さん、僕たちの喧嘩を見てたでしょう。」
「何で止めなかったの?」
私・・・「どんなになるか見ていたのよ。」
と返すととても驚いていました。
自らの問題に関して他者の力を借りることなく
振り返り、成長の糧にしてほしいと願っています。
三人の子どもを育てる自分も、
日々、園や家庭での体験や出来事を通して
人間的な成長ができたらと思います。
非常勤 西川路