年間購読をしているお子さんの絵本を見て
「絵本がほしい」と少しだだをこねているお子さんがいました。
今からでも注文できることを保護者に伝えると
「どれがいいの?」と聞いて、時間をかけて
消防自動車が出てくる絵本を選びました。
次の日、同じ保護者からもう一冊追加で注文がしたいと申し出があり
二冊の注文となりました。
お子さんが欲しいと言った時、すぐに手渡せなかったのは残念ですが
絵本を受け取った時の親子を想像すると、
思わずホンワカした気持ちになりました。
以前、「かたつむりは殻がなくなったら、なめくじになるの?」という職員の疑問に
かたつむりは、かたつむりで、
なめくじは、なめくじでしょう、
と説得力のない答をしたことがありました。
その答をしっかりと説明できる本と出会い
(小学一年生が読む本ですが)
久しぶりに心が揺さぶられてしまいました。
子どもの知りたい「なぜ?」「どうして?」が解決できる本で
大人の私が読み入ってしまうほどでした。
4月、絵本のチラシをお渡しした時、
たくさんの絵本の中からどれを選んだらいいか迷ったという話を聞いて
アドバイスできるシステムを次回から作りたいと思いました。
そのためには、自分が楽しんで絵本を読み、豊かになって
絵本アドバイザーとして語れたらと思います。
主任 山下